自分を見る目がない、だから人を見る目もない。
人は自分のことがよくわかっていたら、
相手の人を見抜こうなどと、考えたりはしない。
そんなことを企む前に、
自然と見えてきてしまう。
自分のことさえ見抜けていたら。
今日、誰かと会って、イラッとすることがあれば、
その人は、他ならぬ自分自身なのだ。
最近の自分自身の姿を、
その人の中に見ているのだ。
あなたも最近、
その人と同じことをしていなかっただろうか?
因果応報、鏡の世界。
相手の人に感じた
「喜び」「怒り」「哀しみ」「楽しみ」
ムカッとしたり、可哀想だと感じたり。
自分の中にない喜怒哀楽は
どんなものだって
相手の中に見ることはない。
相手を見たら、
相手の中に自分を見つけよう。
人を見る目を磨くことは
自分を見る目を磨くことなんだ。
自分の内面を充実させることなんだ。
自分の嫌いな人が、実は、
あなたに大切で必要なものを
運んできては教えてくれる。