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人間味溢れる本物の人は、喜びや感謝の気持ちを素直に表して、ちゃんと相手に伝えている。

恥ずかしがったり、
格好をつけたりしない。
そういう人間であったのが、
坂本龍馬。

坂本龍馬は、同志や友人の
不幸や嬉しかったことを耳にすると、
周囲の事など一切気にしないで、
子どものように声をあげて一緒に泣いたり、
まるで自分事のように喜んだと伝えられている。

喜怒哀楽を味わい、
正直に、素直に、表に出す。
隠そうとしない。誤魔化さない。
潔く、爽やかに。
軽やかに生きたんじゃないだろうか。
人間味を持って、魂を震わせて生きていた。

幕末から明治維新に生きた志士、
坂本龍馬の生き方は、
現代を迷って生きている人に
大きな勇気を与えてくれる。

人間が生きれるのは今だけだ。
今というこの瞬間だけなんだ。
過去にも未来にも生きれない。

今、この場所で。
精一杯生きること以外に
生きる場所はない。

人間が生きていくのが人生。
その人生に、目的を持つことがどれほど大切なのか。

彼の残した言葉の中に、
その本質を伝えようとした言葉がある。

「世に生を得るは事を成すにあり」坂本龍馬

人生には目的がある。
今を生き、成長し貢献してこそ、
生きた証(あかし)として
生を得ることになるのだ。

あなたには、あなたの目的がある。
あなたの果たすべき役割(=目的)が、きっとある。
人間は、大事な目的を果たすために、生まれてきたのだ。
自分自身で、その目的を早く見つけよう。

目的に向かって突き進むからこそ、人は輝くのだ。

「何の志(こころざし)もなき所に、ぐずぐずして日を送るは、実に大馬鹿ものなり」坂本龍馬

人間の命は、いつ尽きるか。
それは誰にも分からない。

一日生きることは、生涯で一日、
死に近づくということだ。

いつ死んでも後悔しない生き方をしたからこそ、
龍馬の駆け抜けた後には、
いつも爽やかな風が吹いている気がする。

ぐずぐずしていられる日なんて一日だってないのだ。
目的も持たず、なんとなく過ごしている者は、
本当の大馬鹿者だ。
きっと、そう言いたかったのだろう。

「世の人は 我を何とも言わば言え 我なす事は我のみぞ知る」 坂本龍馬

龍馬の生涯を辿ってみればわかる。
日本という国を愛し、想い、
日本を洗濯するために仕事をし、
波乱万丈に生きた31年11か月の人生は、
利他の精神で生きていた。
龍馬の実に威風堂々とした姿が目に浮かぶようだ。

「自分の行動や信念が正しいか間違いか、良いか悪いかという判断ほど、人により、また状況や時代によって入れ替わるものはない」ということだ。

決断の基準は、
自分の都合は捨て、
日本の将来のためを想う気持ちで生きたのだ。

『私は何者でもない』

坂本龍馬はそれを悟っていたのではないか。
だからこそ「我なす事は我のみぞ知る」と、
自分の信じる我道をまっすぐに
駆け抜けることができたのではないだろうか。

自分が良しとする判断に基づいて行動し、
その責任を取る。
その繰り返しが「生」であるならば、
龍馬にとっての責任は自らの「死」であった。

もっとやりたい事があって
いろいろと悔いはあっただろうが、
しかし、命絶えるまで自分を信じ、
生き抜いた生涯を、坂本龍馬自身が
誰よりも誇りに感じたのではないか。

自分の信念に生きる生きざまに、
我を忘れて利他に泣き喜ぶ人間味溢れる人柄に、
惚れてしまうのである。

私はいい人でもなければ悪い人でもない。「私は何者でもない」

人生で起きる
すべての状況、すべての出来事は
ニュートラルで中立。

執着心を手放し囚われない心境に浸る。
この心境こそ、
私は何者でもない(ニュートラル)ということ。

自分が選んだ反対側には
常にもう一つの側面がある。

「不足」と「豊富」は
表と裏の 関係であるということ。
「病気」と「健康」もそう。
「生」と「死」の関係もそうだ。
どちらの側面も同時に存在している。

どちらかの側面だけを選んで執着すると、
もう一つの側面が存在することを見せられる。

自分が正義感を持って
「正しい人」であることに執着すると、
正反対の「正しくない人」ばかり見せられる。

人との違いを探して争うのではなく、
ずっといい状態が人生全方位にずっと続くのが
本物の豊かさではないだろうか。

その本物の豊かさを得るには、
出来事の良し悪しに、いちいち自分を持ち出すのではなく、
感情に振り回されて生きるのではなく、
自分の波動をどこに意識するかで決まる。

自分が良くなり、自分が心地よくなるには、
自分を持ち出して何か言う前に相手が先にいる。
相手が良くなることを共に喜べる自分が先にいる。
そういう相手がそこに居てくれたことを感謝できる自分。
そう思える自分を愛せる自分。

そこに波動を合わせて生きる自分。
そういう波動を自ら振りまく自分。

自信の無い顔はやめて、
自分という のぼりを立てろ。
今いる場所から行動を起こし、
成長し、貢献し、人の役に立ち、事を成せ。
日本を動かし、世界を動かせ。
「私はまだ何者でもない。だから、何にでもなれる。」
自分は、きっと想像以上だ。

自分の運命につながる。

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