第3回 あなたをパワーアップさせる重要でわかり易い話 Part1

今日はね、少し視点を変えまして話をしていきたいと思います。

あなたをパワーアップさせる重要でわかり易い話、ということですね。

ノウハウ、テクニックを求める人は可哀想、ということです。非常に気の毒です。
なんでもお手軽に、本質を捉えなくなってしまいました。
かなり前から、マニュアル文化というものが蔓延(はびこ)っています。
私の記憶や感覚では、私が十代の頃、マクドナルドが入ってきてから、それが顕著に、本格的に始まったんじゃないかなって、僕は感じています。
マクドナルドの、高度にマニュアル化されたものは、当時、もてはやされました。新しい食のスタイル、文化の物目ずらしさも伴って、一世を風靡されるが如く、確かに、世の中に新鮮な驚きをもたらしました。
それは接客にとどまらず、スタッフの昇進制度、アルバイトも含めたモチベーションの上げ方、経営の根幹にまで統一されている、非常にシステマティックなものだったわけなんですけれども、でも、その最たる会社の結果がどうなったか? ということです。
本当にご覧の通り、ということですけれど、最近、少し頑張ってるんですけど。私は、この会社の凋落した根源も、正にここにあると思います。
マニュアル化、というものですよね。でも、それは、そもそも、力を失っていく在り方、なんですね。
本当に、優秀な大学を出て、この会社に入った人もたくさんいましたし、辞めていった人ともお会いしたこともございました。
そのあと、某社長さんが、よそから請われて来た社長、非常に見た目は派手だと。でも、創業者マインドがないですから、いろいろマスコミにちやほやされるんですけれども、私はそれを見ていて、本当に、中心の力というか、柱を感じない人だなと、そういう思いがしてました。表面はとても良さそうに見えるんですけれども、これはかなり厳しいなと。結局は、最後は逃げるように辞めて行ったと。行った先でもすぐ問題が起こってしまって、お辞めになられたと。
まあそういうことがあるわけなんですけれども、いわゆるマニュアル化というところは、そもそも足元からほころびをもたらすものを内在させてきた文化なわけなんです。
それは何故かっていうと、やっぱり弱いんですね、本物の力じゃないっていうか。内側から湧いてくる力じゃない。自力じゃない。クリエイティブなものじゃないっていう感じですよね。やっぱり、創造性というか、自己判断、そういう内側から湧いてくる能力が、非常に大事なんですね。
こういったマニュアルとか、システマティックというのは、非常に何かに似ていますよね。それは、ネット上で必ず言われる約束事にもありますけれども、再現性、というやつですよね。再現性が売り、の文化。私のところは再現性が違うと。それを柱として売りにする文化ですよね。
要するに、商品の売り手が売りやすいようにする文化、ですよね。マクドナルド文化、とでも言いましょうか。
そのマクドナルドはどうなったかというと、滅亡の危機にすら直面するところまで行ってしまったと。あまりにも、どこもかしこも売りやすくしている、あるいは、システマティック、マニュアル化している、というところで、テンプレートという文化にもつながっているんじゃないかと思うんです。
テンプレートというと、それを提供する人も多く、それを有り難がる人も多いわけなんですけれども、それは一体何かっていうと、実際のところ、極ほんの一部のパーツ・ツールでしかないのに、まるでそれを柱のごとくにしてしまうものが、非常に今の世の中、当たり前になってしまっている。ネットの社会なんかを見ると、そうだと思うんですよね。
ですから、売り手は非常に売りやすいと。それをね、ぐるぐる回していればいいわけですから。でも、なぜ回せるかというと、所詮、テンプレート、マニュアル、ハウツー的なものというのは、表面的な、一時しのぎというか、ただの道具でしかないですから、根源的な力になっているわけじゃないんですよね。
ただその点、テンプレートとかを提供している人を見ていると、人間的な力強さというのを感じない人が多いんですよね。それでそこそこ稼いでいらっしゃるんでしょうけれども、人生の意味での、本当の幸せってどうなのかなっていうところで、自信のなさが透けて見えるっていうところが、かなりの人が気づいていると思うんです。
けれども、便利なテンプレートということで、飛びつく人が多いと。実際、それがどうなっているかというと、結局、また次のマニュアル、テンプレートに走ると。それを繰り返していると。結局、いつまでいろいろ勉強しても、自分の世界が確立されて行かないというか、上手く行かない、あるいは拡大発展を遂げられない、そういうところが多々、見受けられるところがあるんじゃないかと、思うんですよね。
世の中、テンプレートを欲しがる人がいることで、ビジネスが成り立って、それを提供して、結局、またお手軽なものが欲しくなって、それがまた提供できる人がいくらでも提供できるということで、繰り返されているところがありますよね。そんなぐるぐるをやめませんか、ということですよね。
お手軽文化がはびこると、本物の文化が見えにくくなってしまって、損をするのは、提供を受ける側です。この辺の話は、日本経済とか、最後は流通の中で起こってくる問題だとかね、今の社会の中に、全体にある問題にまで、紐解かないといけない、という話に発展するんで、また何回かに分けてお話をしていきたいと思います。
これは、お金との付き合い方とか、お金がなぜ増えないかとか、なぜ豊かな社会にならないか? というところと、非常に関連性があるんですよね。
買い物をする時もね、消費者がどういう心理で買ってるか? それによって、どんな弊害が起こっているか? というところとかも関係してくるんです。
とにかく、振り回されて踊らされていると、表面的に、お手軽に、何かやろうという、その便利さというものを見せられて、それに乗っかって行くと、主体性を失っている状態ですから、非常に弱い状態なんですよね。
そんな中で、多くの人が、ひたすらお金を毎日使っている、というところがありますから、あなたは、お金を有効に使いましょう。あなたのお金を有効に使いましょう。お金を活かしましょう。テンプレートやマニュアル、ハウツーではないんですね。テンプレートやマニュアル、ハウツーを追い求めるのはやめにしましょう。
本質を捉えるんです。あなたの中にある力を、もう一度呼び起こして、活性化させる、最大化させればいいんです。まず、ベースは、自分の本来の力、ですね。その上で、自分の意志でもって、道具は使いこなしていくと、いうことです。あくまでもツールはツール、です。テンプレートはテンプレート、マニュアルはマニュアルでしかないですから。それよりも自分自身の、本源的な力と、やっぱり自分自身の創造性の方が遥かに大きいので。
こうした本物志向が増えていくと、確かに困る人もいると思うんですよ。テンプレートやマニュアル、ハウツーを、前面に出して提供している人たちですけれど、でもね、それでもいいと思うんですよ。それによって、そういう人たちもね、よりグレードアップして、本当の幸せを手にしていくことになると思いますから。そんな形でみんなが早く、こういう弱体化している現代社会から脱皮して、一人一人が本当に本源的な力を発揮していく、素晴らしい世の中に成って行ってほしいし、成って行けるだろうなって、思っております。
今日はこれくらいで、どうも失礼します。

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